日本で唯一の職人が作り出す、匠のコットンボイルガーゼ。
撚糸の匠
熟練の撚糸職人が長年にわたりこだわり続けてきた技術の強撚(きょうねん=糸を強く回転させ撚る [=ボイル])に、さらに磨きをかけた超強撚の糸。
極細の高級な綿糸に用いるその技術は、限界まで強い撚りをかけることで、繊細さに強靭さを併せ持つ糸に生まれ変わりました。
季節や気候で変化する綿の状態を指先に感じ取り、その都度加工を加減することで常に安定した素材を作れるのです。
編みの匠
この独特で繊細なボイル綿糸を通常の編み機に通すと、糸切ればかりで生地になりません。
機械通でもある熟練の丸編み職人が、この特殊な糸に合わせて編み機を改造し、生地として編むことができました。
そして毎回の微妙な調整と毎日の入念な整備により、ほぼ休むことなく1年中「コットンボイルガーゼ」を編み続けています。
コットンボイルガーゼの編みの現場をご覧ください。
職人の技を映像でご覧いただけます。
縫製の匠
これだけ繊細な生地を型紙に合わせて裁断するのは非常に難しく、特に生地を重ねながら裁断をするには機械ではなく、専任の熟練職人の手によって裁たれます。さらに縫製加工では幾重にも重なった極薄の生地に、細い針を落としながら縫製をするため、普通の技術では縫えません。
これまで7年間コットンボイルガーゼだけを、一年中縫い続ける職人チームの指先の感覚で見事に縫い上がります。
コットンボイルガーゼの縫製と裁断の匠の技を動画でご覧頂けます。
染色と仕上げの匠
ただでさえ同じ色を再現するのが難しい製品染めで、70を超える色数の再現ができる染色職人
が専属で担っています。水温や湿度によって絶妙な染料調整をし、常に安定した製品に染め上げます。また、強撚糸と特殊編みの素材緊張を解きほぐす柔軟加工と、繊細な最終仕上げ加工を経
て、柔らかくて着心地の良いコットンボイルガーゼに仕上がります。